オピニオン

ここにきて再びジョジョの奇妙な冒険を読むわけ

最近、移動が多いので本屋で久しぶりに本でも買ってみることにした。
よく考えたら一年以上海外に居たので、日本の本は電子書籍では読めても紙媒体で読むことはほとんどなかった。

とりあえずなんかモチベーションが上がりそうな本が買いたいと思った。
「20代に浴びておく言葉」みたいなありきたりな自己啓発本は読みたくない。

文庫コーナーで足が止まった。

北野武、ホリエモン、キングコングの西野・・・・・・
彼らはイケてるけど正直改めて読みたいとは思わなかった。なぜなら大体書いて有ることが予測できるから。

「んー、つまんないなー」

と思っていると一冊の本に目が止まった。

“荒木飛呂彦の漫画術”
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いつもの自分ならホリエモンやらの本を買ってしまうのだがこの時は「買わなさそうな本をあえて買おう。」と思ったので即購入した。

荒木飛呂彦といえば名作中の名作、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者。
そのセンス溢れる絵は海外での評価も高い。
ノルウェー滞在中の間もジョジョのアニメは毎週欠かさず見ていた自分としては、荒木先生の頭の中が気になる。

本の背表紙を見ると漫画家を目指す人に向けた本のようなことが書いてあったがそんなこと気にならない読みやすかった。

その本の中で一貫して荒木先生は、

「ジョジョは漫画の王道」という言葉を何回も使う。

ジョジョが王道漫画だと・・・・?

読者からするとジョジョが王道漫画だとは到底思えない。
まず登場キャラの癖が強すぎるし、敵も気持ち悪い。レロレロレロレロとかよく書いてある。

でもこの本を読み終えるとジョジョが王道漫画だということに納得する。
ジョジョという作品がコマ割り一つ一つまで計算されつくした作品だということがわかる。

そして何よりこの本からは漫画のテクニック的な部分ではなく、仕事にたいするプロフェッショナル的な意識を学ぶことができる。

たとえばジョジョ第四部ではエジプト近郊の砂漠が舞台になるが、実際に砂漠に行ってロケハンをしたらしい。
アメリカ横断のスティールボールランでは実際にアメリカを横断したとか。

漫画家のプロ根性というか、そこまで緻密にやってるからあのリアルさが出るのかと感嘆した。

そして俺はこの本を読んでから、
ジョジョリオン(第八部)を毎日2巻ずつくらい買ってしまっているのであるっっっっ!!!!
なんなら岸辺露伴は動かないという外伝まで買ってしまったぞ・・・。

というのもこの本の中で実際の連載のコマを用いて、どういう意図で書いてるとかこだわってるとかめちゃくちゃ出てくる。
そういうのをずっとみてると読み終わった頃に漫画を買いに行きたい衝動にかられる状態ができてしまっているのだっっ!!

これは「荒木飛呂彦の漫画術」をただ書いているだけでなく、ジョジョ作品を読む前より際立たせ、買いたいとおもわせられている。

もはやそこまで荒木飛呂彦さんは計算しているとしか思えない。。
さすが波紋を操って年を取らない男。。。。

というわけで最近読んだ本では1番面白かったよ。

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