ノルウェー

帰国後とこれからのこと

ノルウェーから帰国し、次のステップに進むまでにかなりの時間を要した。

その空白の期間に何を考えていたのかを今回は書いてみる。

帰ってきてからの2ヶ月間は正直いうとあんまり人にも会いたくないような時間を過ごしていた(心のなかで)
長期の海外生活から帰ってきた人あるあるなのかどうかは分からないが、日本に戻ってきちゃうと何も残ってないような感覚がひどくあった。

それまでオスロからスノーボードシーンを発信したり、ノルウェーの様子をポストしたりすることで自分の居場所を確立していたのに、
その「ノルウェー」がなくなってしまうと、ただの無職の男性だった。
と同時にお金もなかったので行動力も下がり、それに比例して自信をなくしていくというダブルパンチ。
唯一のアイデンティティだったスノーボードもお金になるようなレベルではなかった。

例えるならばそれは打つ場所が決まってないミサイルみたいなもんで、発射台から動けなかったのである。

帰ってきて数ヶ月、2つの選択で悩んだ。
①今シーズンプロ資格取得に向けてアルバイト生活
②自分がイメージしていることをやる。

この2択だった。
ノルウェーに行くときに①番を宣言しているし筋を通すならば帰ってきても①番にしなければならない。
しかし帰ってきたときには、その選択の魅力をあまり感じなくなっていた。

理由はいくつかある。
・自分がノルウェーで見てきた世界と自分のレベルがかなり乖離していた。
・スノーボード=競技ではなく、スノーボード=ライフスタイルというカルチャー
・世界的に知名度があるライダーでもそれ一本では食べていくことは難しいこと
・スノーボードの他にスキルや専門性を持った人間の多さとかっこよさ
・クリエイティビティのなさ(真面目ゆえの創造性のなさ)
などなどそれくらいノルウェーで受けたカルチャーショックは大きかったのである。

滑走日数だけで言えば昨シーズンは100日オーバーでオスロのスキー場の滑走距離ランキングではノルウェー人と合わせてもトップ5に入っていたし、ローカルの中に入って大会も出て、自分がやれることはやった。
だからこそ自分のちっぽけさと凡人具合が分かりすぎて悔しい思いをかなりした。

その経験から①番を選択することに自信をなくしたのである。

結果、なかなか前を見づらい精神状態に少し陥った。

手段はアップデートしながら目的は諦めない

結論をだすことから逃げながら1ヶ月くらいを過ごした。

為末大さんの「諦める力」を読んだことはあるだろうか。

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉
為末 大
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今やってることに、もし行き詰ってたら結構参考になる考え方が書いてある。

”目的は変えずに手段を変える。オリンピックでメダルを取りたいという目的だったから活躍できそうなハードを選んだ。”

つまり目的に向かうのであればアプローチの仕方を変えてもいい。諦めるけどそれは勝ちに行くための諦めなのである。

俺で言えば、
「プロ資格を諦めるわけじゃないけど、そこまでの過程でビジネス的なスキルも付けながらやっていきたい」
という志向に完全に変わっていた。

ノルウェーでたくさんのワラジを履いて活躍しているライダーを見て自分にはそっちの道でやるほうが向いていると感じた。

どうしても日本的な感覚で行くと、
「一本の筋を通す」だったり、「一度始めたことを辞めない」みたいな選択をしなければ自分に負けたように思えてしまう。
その考え方に縛られてしまっていると限り、前を向けなかった。

自分の力を最大限に発揮できそうな場所はどこか

自分のスノーボードはスノーボード一本だと全く市場価値がないことがノルウェーに行ったおかげで分かった。

じゃあこれから俺はどうしたい?andどうなっていきたいか。

正直言うとノルウェーにいたときからほとんど進路は決めていた。

BONXにジョインするという選択だった。

なぜここに決めたかという話はまた別の記事で書こうと思う。
とにかく直感的に「俺が活躍できる場所だ」という感覚があった。

入ってまだ5日くらいしか経ってないが、学ぶことが多い。
スノーボードで1つ技が増えるような感覚で仕事が出来ているのがいい。
価値発揮出来る場所を探して見つけることは、楽しく毎日を過ごすピースの1つであることは間違いない。

環境を変化させる

会社を辞めてノルウェーに行ってまた会社に入った。

環境を変化させることで自分を変化させてきた。
自分で自分を変化させる人もいるけど9割は無理だと思う。俺も無理。
だから劇的に環境を変化させまくって自分を変化させていく。
そうやってその変化に適応していく中でいろいろ学ぶ。変化させる。適応。繰り返す。
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うちのスッポンは環境(気温などの外的要素)に欲を支配されている。

2年前、実家暮らしの京都で普通の会社員やってた自分が、まさかノルウェー行って帰ってきて上京してシェアハウスに住んでるとか字面で見たら妄想みたいな話だけど、それを実際にやってるんだからね。
毎回移動のたびにストレスはあるけど、適応していく中で学ぶことが圧倒的に多い。

ほんで安定とか安心とか慣れてるとかそういう言葉の上に生きてないほうが見てる人もおもしろいでしょ?笑

今俺が持ってるキーワード

・スノーボード
・ノルウェー
・スタートアップ
・シェアハウス

これからここにいろんなこと足して、もっとおもしろいやつになりたい。

続く。

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コメント

  1. はじめまして。
    スノーボードのブログランキングから着ました。
    長野県白馬村でスノーボードをしながら生活しています。
    僕はプロでも何でもありませんが、周りにはスノーボードをライフスタイルの一部として生活しているプロライダーがたくさんいます。
    環境を変えるという発想のキーワードの中に白馬というのもおすすめかなと思いコメント入れさせてもらいました。

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