SNOWBOARD

SNOW BANK2017のレールジャムに出場してきた

少し遅くなったが先日あったSNOW BANKのイベントに出場したことを書きたい。
あの日参加していた多くのスノーボーダーの中の1人の見え方と感情の揺れ動きの裏側を伝えられたらと思う。

SNOW BANKとは

100万人に1人と言われる難病を克服したスノーボーダーのDAZE氏が、骨髄バンクと献血の啓蒙をスノーボードと絡めて行うイベントである。
今年で7回目で、年を重ねるごとに盛り上がりを見せている。
近年、スノーボーダーが日の目を浴びる舞台はどんどん減っているのにも関わらず、利益度外視で代々木公園のど真ん中に雪を持ってきてレールジャムするなんて本当に大変なことだと思う。

そんなDOPEなイベントに出場してきた。

ガチンコ勝負のレールジャム

このイベントは11月11日(土)と12日(日)の2日間に渡って開催された。
この雪まつりのメインイベントでもあるレールジャムは、初日にオープンエントリーの一般男子予選があり、その予選を勝ち抜くと2日目のプロライダー達とガチで戦える。

一般男子のオープン枠で参加した僕の目標は、初日を勝ち抜いて2日目に生き残ること。

男なら優勝を掲げるべきだが、最低限自分に課した目標くらいは越えたかった。
身を投じてきたスノーボードが上手く なっている実感をほんの少しでも味わいたい。じゃなければなんのために存在してるか分からない。
昨シーズンはノルウェーで単身スノーボードに打ち込み、SNOW BANKの約一ヶ月前からはスノーヴァ溝の口に住み着くような勢いで調整はしてきた。
自信はあまりなかったが、2日目に残れれば今まで感じたことない”感覚”が味わえるんじゃないか?
too muchな期待は自分にかけたくない。でもそんな期待も心の中に秘めて臨んだ。

一般男子の一次予選。
参加者50名以上の中から12人が生き残るサバイバル。

手応えのあるトリックもあったが正直言うとボーダーラインくらいかなというような出来。
「こんなところも突破できなくて何がスノーボーダーだよ」
と自分で自分に叱咤を投げかけながら待つ、結果発表。

自分の名が呼ばれる。
喜びというより安堵に近い感覚だった。
とにかくもう一回滑れる喜びと、明日の枠をかけて後はフルスロットルでやるだけ。

ちなみに集中するのに聞いてた曲はBIG SEANのDanceってやつ。
後輩が教えてくれたアホな曲でハイになろうっていう(今では思い出の曲化)

一般男子決勝
40分間のジャムセッションで1人5-6本は滑れた。
全員頭抜けてメイク率が高いという感じではないが決めるところは皆決めてくる。
自分も何か一本欲しい。
時間的にもラスト一本の場面で、フロントサイドテールの270アウト、通称ジャスティンを選択。
それがばっちりハマる。いや多分ハマった時間帯が良かった。

緊張の結果発表

事前情報では3人しか2日目に残れないということだっったがジャッジの温情(?)もあって6人に枠が増えた。
その6人目の枠に俺が滑り込んだのである。

3位に運が良ければ入ってるだろうくらいの気持ちだったので3位の発表で呼ばれなかった時に顔が死んでいたらしい。笑


この時は完全に安堵の表情w

勝ったわけじゃない。
でも、「どうしても、最低限、これだけは頼むから・・」そういうラインは気合いで越えた。
自分の好きなスノーボードだからマジで嬉しかった。
この時の嬉しさは間違いなく今年1番。嬉しさで逆に震えるとはまさにこのことかと。

トッププロに混ざってのレールジャム

エントリーリストのところに自分の名前があることにまずテンションがあがった。
自分がスノーボードをはじめたときに雑誌に出まくっていたスター達と同じ土俵で戦える。長年夢見たことだった。

初日よりも全然リラックスして挑めたし、自分の実力はちゃんと出せた。

やりたかった3アウトも完ぺきにできたよ。

結果プロラウンドの決勝には進めなかったけど2日間を通して満足感と自信を取り戻すことが出来た。

第一線で戦い続けることの大切さ

この2日間で学んだのは第一線で戦い続けることの大切さだ。

自分は今26歳になるが年を重ねながら第一線に身を投じ続けられる人は減っていると感じる。
実際のところ自分の周りもそうで、学生の時みたいにずっとスノーボードだけしているわけにもいかなくなっていく。
でもだからこそ表舞台に立って第一線でやり続けられることが大事で、そういう背中を見せられる人はマジでかっこいい。
そういう視点で見て、この大会で1番印象に残ったのはHOLIDAYのライダーの加賀さんだ。

加賀さんは最近スノーボードのシェアリングプラットフォームを作ろうとしている。スノーボーダーがスノーボード以外のことに手を出すといろいろ外野からうるさい声が飛んできたりするもんだが見事に両立をさせている。
https://www.fanatics.jp/projects/view/4

ハードウェイでキンクレールに何回もアタックしてハードなスラムを食らっている姿はプロスノーボーダーだった。
誰がビジネスなんかに手を出して・・とか馬鹿に出来るだろう。そういうかっこいい背中を見せて頂いた。
個人的に好きなライダーになっちゃったなー。

だから俺も「もう年だから」とか「そろそろ引き際を・・」とかダサいこと言わずに、このまま一線で戦い続けていく。
今年の5月中旬に確かに一度スノーボードから離れてしまおうかと思ったこともあったけどまだ何にも掴んでない。
社会人だからとかもうそういうのも要らない。

これからのライダーは切り分けるんじゃなくてキャリアもスノーボードも両方やってはじめてかっこいい存在になれるはず。
また月曜日からスノーヴァ溝の口でスキルを磨き続けるよ。

続く。

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