WordPressのバックアップが重い原因と軽くする方法

← リビジョン削除の全体像WordPress プラグイン一覧ブログ

最終更新: 2026年7月12日 | 執筆: Takahiro Nishii

結論: WordPress のバックアップが重い原因の一つは、データベースの肥大化です。とくにリビジョンwp_posts に大量に積み上がり、DB ダンプのサイズと時間を押し上げます。不要なリビジョンを削除して DB を軽くするだけで、バックアップが目に見えて速くなることがあります。
ある時期から、サイトのバックアップに1時間近くかかるようになりました。ファイルはそれほど増えていない。原因を追うと、膨れ上がっていたのはデータベースで、その中身の大半がリビジョンだったのです。掃除したら、バックアップは元の短さに戻りました。

バックアップが重くなる主な原因は?

  • データベースの肥大化 — リビジョン・スパムコメント・一時データの蓄積
  • 画像などのメディアファイル増加 — uploads フォルダの膨張
  • キャッシュ・ログの巻き込み — 除外設定が甘い

このうち、気づかないうちに効いてくるのがリビジョンによる DB 肥大化です。仕組みは wp_postsが肥大化する原因で詳しく解説しています。

なぜリビジョンでバックアップが遅くなる?

多くのバックアップは、データベースを丸ごとダンプします。リビジョンで wp_posts の行数が本体の何十倍にもなっていれば、その分だけダンプの出力サイズと時間が増えます。公開記事は変わっていないのに、裏側のデータだけが膨らんでいる状態です。

DBを軽くしてバックアップを速くするには?

  1. まず件数を確認 — どれだけリビジョンが溜まっているかを把握
  2. バックアップを取る — 削除作業の前に必ず
  3. 不要なリビジョンを削除 — 公開記事には影響しない
  4. テーブルを最適化OPTIMIZE TABLE で実サイズを縮める

下は Takahiro Revision Cleanup の概要画面で、リビジョンの総数と推定容量がひと目で分かります。どれだけ削れそうかを見てから作業できます。

リビジョンの総数と推定容量を表示し、バックアップ削減の目安が分かる概要画面
削れる容量の目安が分かる(Takahiro Revision Cleanup)

DBを軽くしてバックアップを高速化

WordPress.org で無料ダウンロード 安全な削除手順を見る

削除だけでサイズが減らないときは?

行を消してもファイルには空き領域が残るため、DB ダンプが思ったより縮まないことがあります。その場合はOPTIMIZE TABLE で最適化すると、実サイズが縮んでバックアップも軽くなります。

よくある質問

リビジョンを消すとバックアップから復元できなくなる?

いいえ。削除するのは記事の過去版だけで、公開中の投稿・固定ページは残ります。復元対象のデータには影響しません。

どのくらいバックアップが速くなる?

環境とリビジョンの量によります。DB が肥大化しているサイトほど効果が大きく、ダンプサイズの縮小がそのまま時間短縮につながります。

表示速度にも関係する?

間接的に関係します。詳しくは表示速度が遅いのはDBのせい?を参照してください。