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最終更新: 2026年7月12日 | 執筆: Takahiro Nishii
wp_posts テーブルが肥大化する最大の原因はリビジョン(記事の過去版)です。投稿・固定ページはもちろん、リビジョンやオートセーブもすべて同じ wp_posts に post_type = revision として積み上がります。記事本体より桁違いに多くなることも珍しくなく、まずは行数を確認してから減らすのが安全です。
wp_posts を開いたとき、行数の多さに素直に驚きました。公開記事は数十本なのに、テーブルは数千行。中身を見ると、そのほとんどが revision だったのです。「見えない場所で静かに増えていた」。これがリビジョン肥大化の実態でした。
wp_posts には何が入っている?
wp_posts は名前こそ「posts」ですが、投稿記事だけのテーブルではありません。固定ページ、メニュー、添付ファイル、そしてリビジョンとオートセーブまで、あらゆるコンテンツが post_type で区別されて同居しています。
そのため、リビジョンが増えると wp_posts の行数がそのまま膨らみます。リビジョンとは何かは WordPressのリビジョンとは?で詳しく解説しています。
なぜリビジョンだけで肥大化するのか?
WordPress はデフォルトでリビジョン数に上限を設けていません。1記事を50回更新すれば、50件近い過去版が残ります。長文をこまめに手直しするサイトほど、記事1本あたりのリビジョンが積み上がり、本体の何十倍もの行数になります。
やっかいなのは、これらが管理画面の投稿一覧に出てこない点です。数字として見えないため、気づいたときにはかなりの量になっています。
今どれくらい溜まっているか確認するには?
phpMyAdmin なら次の SQL で件数を確認できます。
SELECT COUNT(*) FROM wp_posts WHERE post_type = 'revision';
ただし直接 SQL を叩くのに抵抗がある場合は、専用プラグインで件数と推定容量を安全に確認するのが手軽です。下は Takahiro Revision Cleanup の概要画面で、総数・推定容量・累計削除数がひと目で分かります。
肥大化を放置するとどうなる?
- バックアップが重くなる — 出力サイズと時間が増える。詳しくはバックアップが重い原因へ
- 移行・復元に時間がかかる — サーバー移転時のインポートが遅くなる
- 管理の見通しが悪くなる — phpMyAdmin での確認がしづらくなる
安全に減らすには?
削除自体はリビジョンレコードを消すだけで、公開記事には影響しません。ただし直接 DELETE は関連テーブルの取りこぼしや操作ミスのリスクがあります(phpMyAdminでの削除の危険性を参照)。バックアップ→プレビュー確認→削除→最適化、という流れが安全です。全体像は安全に削除する方法にまとめています。
よくある質問
リビジョンを消せば wp_posts は小さくなる?
行数は減ります。ただし削除後もデータファイルに「隙間」が残るため、OPTIMIZE TABLE で最適化すると実サイズも縮みます。
wp_posts が大きいと表示は遅くなる?
必ずしも直結しませんが、運用の重さとして効いてきます。詳しくは表示速度とDBの関係で解説しています。
これ以上増やさない方法は?
wp-config.php で WP_POST_REVISIONS を設定すると、今後の保存数を制限できます。
